Creative Cloudについてよくある勘違い

色んな客様やパートナーと話して、最近アドビのCreative Cloudを聞いたことある人が増えていますが、いくつかの勘違いをよく耳にします。ので、ミニFAQを書いてみました。

① フォトショップのブラウザー版だろう?頭どうかしてるぜ。

「クラウド」と言うとアプリがブラウザーで動くことを示すのが多いですがクリエイティブクラウドはそういう作戦じゃありません。ソフトは普通にインストールしてHDから起動します。クリエイティブクラウドで「クラウド」になっているのは、ソフトではなくてライセンスだと思ってください。(クラウド型サービスも色々付きます、Typekitとかストレージとか。)

② オフラインではソフトを使えないってことか。

ちゃいます!基本オフラインの利用でも問題ありません。各ソフトが一度ライセンス状態をチェックしますと1ヶ月覚えてくれるので、月に1度ぐらいネットに繋げばソフトを使えます。

③ クリエイティブクラウドは基本的に支払い方法だね。ソフトは今までと同じ。

クリエイティブクラウドのメンバーになるとCreative Suiteの全ソフトを使えるので、単純に「一括払い vs 分払い方式」に見えてしまうが、実は基本的に違う製品です。Creative Suite 6などの製品を一度購入すると、そのバージョンを永遠に使い続けることが出来るかわりに、買った後に機能が増えることはありません。いっぽうで、クリエイティブクラウドの製品は常に最新版にアップデートされ続けるバージョンです。つまり、アドビのエンジニアが新しい機能を作れば、次のCreative Suiteアップデートを待つことなくすぐにクラウドへリリース出来ます。

このため、Creative Suite 6がリリースされた日には、CS6版のフォトショップとクラウド版のフォトショップの機能は一緒だったんですが、現在のクラウド版には色々新機能が追加され、これからも追加されます。(具体的にいうと、各ソフトの機能紹介ページで「メンバー限定」と書いてある機能はCS6のリリース以来に追加された機能です。)

新機能の追加以外にもクラウド限定のサービスも色々ありますので、今までのSuiteと違うのは支払い方法だけじゃないのは良くわかるかと思います。

④ 常に最新版!? プロジェクトの途中にツールが勝手にアップデートしたら困るぞ。

アップデートは全て任意です。クリエイティブクラウドのメンバーは常に最新版のソフトを使えますが、もちろん好きなタイミングでアップデートできます。

⑤ 同僚やクライアントもクラウドのメンバーにならない限りコラボレーションができない

実は違います。例えば自分のクリエイティブクラウドのストレージにある画像を人にシェアすると、その人がログインも何もせずに、ブラウザーでその画像を確認できます。更にレイヤー切り替え、コメントを残したり、各機能も使えます。

⑥ クリエイティブクラウドをやめたら自分のファイルをアクセスできなくなる。アドビ最低!

当然そんなことはありません。クラウドメンバーをやめたら、ただクラウド版のソフトを使えなくなるだけです。あとクラウドストレージの量は無料メンバーと同じく2GBになります。言うまでもないですが、メンバーをやめる時に2GBを超えていれば、ファイルが突然削除されることなく、しばらくの猶予期間が付きます。


以上です。もし他の質問等があれば、会社の正式なクリエイティブクラウドFAQはこちらです。またはコメントやツイッターで直接聞いてください!